山寺 宏一についてのサイト

山寺 宏一の概要

多賀城高等学校時代はバスケ部に所属し、マネージャーを務めていた。東北学院大学時代は落語研究会に所属し、その経験が後の『GAP SYSTEM』シリーズなどで活かされることになる。 1986年、俳協養成所(14期)に入所。2008年3月まで東京俳優生活協同組合に所属し、2008年4月からアクロスエンタテインメントに移籍した。 OVA『メガゾーン23』の中川真二役で声優デビュー[1]、テレビアニメでは『ボスコアドベンチャー』でデビュー。その後は『らんま1/2』などで人気を集めるようになる。 1991年、関俊彦・日高のり子とともにユニットバナナフリッターズを結成、舞台・ラジオ番組・CD等で活動した(ユニットは1995年活動停止)。 1993年、東北新社「優秀演技賞」受賞。 1993年にかないみかと結婚。 1997年10月よりメイン司会を務めたテレビ東京の子供向けバラエティー番組『おはスタ』で名を広めた。また、洋画の吹き替えファンの三谷幸喜から声がかかり、2000年からは俳優デビュー、ドラマ、CMにもその活躍の場を広げている。専業声優から俳優への進出は極めて異例である。 2007年11月29日、2006年春にかないみかと離婚していたことが報じられる。本人によれば「隠していたのではなく、たまたま今までバレなかっただけ」と語っている。2人のあいだに子供はいなかった。離婚の際、財産分与として地上3階・地下1階の豪邸を譲り渡した。現在、山寺は都内のマンションで一人暮らしをしているという。 2009年、第3回声優アワード富山敬賞を受賞。 声質・特徴 [編集] 「七色の声を持つ男」と呼ばれるほど、広域の声質が特徴である。高い音も発声可能で、声優の中でも、広い音域のハイトーンは飛び抜けている。さらに演技力、そして司会業で見せる巧みな話術も相まり、渋い男性、ヒーロー、ギャグやお笑いなど多数の役柄を演じこなす。業界内では「(配役に)困った時の山寺宏一」と言われることも。 1995年に死去した富山敬の役を多く引き継いでいる。富山と一緒に声優の仕事をした人でさえ区別がつきにくかったというエピソードに象徴されるほど持ち役を自分のものにしている。区別がつきづらい事を利用し、『宇宙戦艦ヤマト』のゲームでは映像作品で富山が演じたものに山寺の新録を繋ぎ合わせて作られた作品も存在する。特に2007年に発売されたパチンコ機「CR宇宙戦艦ヤマト」(藤商事)では、古代進役で波動砲発射シーンなどで重要な声を当てられており、大当たり画面中の10ラウンド以降で通常当たりの際に古代進役の声優として山寺の名前がクレジットされている[要出典]。 また上記のような由縁からかリメイク版『ヤッターマン』に於いては富山の持ち役であったナレーション、おだてブタの2役に加え、全てのヤッターメカ(ヤッターワン・ペリカン・アンコウ(3役とも池田勝の後任)、ヨコヅナ(一回のみ))やゲストキャラを演じている。ドロンボー一味からも劇中で「山ちゃん」と呼ばれており、時折「山ちゃん本人」が劇中に2頭身キャラとして登場することもある。タイムボカンシリーズ全体としては前述の富山敬、鈴置洋孝(『逆転イッパツマン』)、堀内賢雄(CDドラマ版)、滝口順平(『怪盗きらめきマン』)に次ぐ5代目のナレーションとなる。また、実写映画版でもナレーター・ヤッターワン・ヤッターキングの声を演じるほか、顔出しで出演もしている。 ドナルドダックを始め、『美女と野獣』『アラジン』『ムーラン』『リロ・アンド・スティッチ』『リトル・マーメイドII Return to The Sea』などで、10役以上を担当。世界で一番ディズニーキャラクターの声を当てている。そのため、スクウェア・エニックスのゲームソフト『キングダムハーツ』シリーズでは、プレイの合間に流れるムービーに出てくるキャラクターの会話を1人で演じている場面もしばしばみられる。ドナルドダックの演技は、ディズニー側にすばらしいと認められ、青一色のK・YAMADERAの文字とドナルドの顔イラストを文字盤に入れた腕時計とその原画を贈られている[2]。ドナルドダックの演技を山寺に教えたのは松本梨香である。 本人がDJを勤めるラジオ番組で、リスナーからディズニーのキャラクターの声を頼まれることが多々あるが、契約の関係でできずに断っている[3]。『笑っていいとも』に出演した際にも同様の発言をしていたが、ドナルドの泣き声だけを一節だけ演じた。その代わりディズニー作品以外のキャラクターを演じてくれるが、ディズニーキャラクターでの声を期待していたリスナーの反応はいまいちな場合が多い。 吹き替え作品には多く出演しており、主な担当俳優にエディ・マーフィー、チャウ・シンチー、ジム・キャリー、ブラッド・ピット、ジャン=クロード・ヴァンダムなどがある。映画『チャーリー』のロバート・ダウニー・Jrの吹き替えは、原語版よりも日本語吹き替え版の方が素晴らしいとVTRの発売時の批評からも絶賛された。 子供向けのアニメでも、その多彩な声から一人何役もこなしていることが多く、『それいけ!アンパンマン』では4つもの役をこなす。『それいけ!アンパンマン』ではばいきんまんの声でオーディションを受けたが落ちたというエピソードがある。その後映画『ばいきんまんと3ばいパンチ』でばいきんまんのそっくりさんのアカキンマンを演じ、「ばいきんまんvsバイキンマン!?」では偽者のばいきんまんを演じている。 アニメ監督の押井守は、「彼の最大の不幸は、誰も彼の本当の声を知らないことである」と評している。 人物・逸話 [編集] 幼い頃は体が弱く、体育の授業は見学ばかりだったという。 『それいけ!アンパンマン』のチーズの役を始めた頃は、うなぎ屋でアルバイトをしていた。配達先で、うな重を犬の餌だと知った時に、犬がうな重を食べるのを見て悔しい思いをした(バラエティー番組参照)。 ある番組[要出典]にて、自宅リビングの一部のみテレビで映されたが、非常に広い家であるのが察せられた。地下にスタジオがあったとの養成所の生徒の話もある。野沢那智によれば「俺もギャラを片っ端から飲んでなければ山寺くらいの家が持てた」とのこと。後にかないみかとの離婚報道にて、この自宅が地上3階・地下1階であることが明らかとなった。なおこの自宅は先述の通り、かないに譲られている。 テレビアニメでは林原めぐみとの共演が多い。主な共演作品は『新世紀エヴァンゲリオン』『魔神英雄伝ワタル』や『らんま1/2』『ドンキーコング (アニメ)』『カウボーイビバップ』『天空戦記シュラト』。 ラジオパーソナリティーとしては「バズーカ山寺」と名乗ることが多く、この時は一気に畳み掛けるような大きく弾けたしゃべりを披露する。とくにドラマCDを発端に東海ラジオほかで放送された『山寺宏一のGAP SYSTEM』は今でもファンの間で語り種となることが多い。なお、『フィフス・エレメント』のDVD版では、バズーカ山寺名義でクリス・タッカーの、山寺宏一名義でゲイリー・オールドマンの吹き替えを行っている。 深夜生番組『はいぱぁナイト』月曜(二代目、KBS京都)では本名名義でパーソナリティーを務めた。 『ものまねバトル』には、最初は当時常連だった冨永み?なとのデュエットの相手役として出演。後に山寺1人での出場が多くなり、現在では常連出場者と番組でのナビゲーター役を兼任している。さらに、番組内で3度MVPを受賞した経歴も持つ。MVPを獲得したときのネタは、1度目は尾崎豊で、2度目はルイ・アームストロング(途中で口でトランペットの声帯模写を披露)、3回目はスティーヴィー・ワンダー+ドラムやベース、ギターなど7種類の楽器の声帯模写。他にはTHE BLUE HEARTS(甲本ヒロト本人に認められている)、ケツメイシ(3人のボーカルを一人で全部こなした)、スキャットマン・ジョン(中尾彬がカラオケで歌うというコンセプトで)、THE BOOMなど。もともとは、声優ではなくものまねタレントになりたかったという。 毎年の『劇場版ポケットモンスター』でゲスト声優として登場するのが恒例になっている。ただし、テレビアニメ本編ではカモネギ役で1度だけで、『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊 時と闇をめぐる最後の冒険』にてナレーションを担当したことを除けば、ポケモンアニメとの関わりがない(あくまで声優としてではなく、タレントの山寺宏一としてのゲスト出演であるため)。 宮城県が提唱するみやぎ夢大使の1人である。また、東北出身の著名人を集めた東北楽天ゴールデンイーグルスの「ファンクラブ名誉創立会員(会員No.8)」の中に名前を連ねている。また、宮城球場(クリネックススタジアム宮城)で試合が行われる場合はテレビ中継にもゲストとして出演することがある。 『シャル・ウィ・ダンス??オールスター社交ダンス選手権?』の第2シーズンにて見事優勝した。また視聴者の反応も「すばらしい」「また違う一面を見ることができた」などと好評だった。 外見から「もじゃめがね」と『おはスタ』では呼ばれることもある。とくに鉄拳は登場するたびにこれをネタにしている。自らネタとして言っていた時期もある。 フジテレビ『プロキング』で声優121人が選ぶNo.1声優第1位に選ばれた。自身は尊敬する声優として羽佐間道夫をあげている。その羽佐間もTBSラジオの『コサキンDEワァオ』にゲスト出演した際に山寺を絶賛していた。後に、同番組に山寺がゲスト出演した際に、コサキンの二人からその話を聞かされた山寺は非常に恐縮していた。また、羽佐間は『俺がハマーだ!』のDVDコメンタリーで「自分が死んだら代役は山寺にやらせる」とも言っていた。 『走れメロス』のアフレコ中、熱演するあまり叫びすぎて酸欠を起こし、倒れてしまったことがある。 堀内賢雄とは多くの作品で競演しており、関わりが深い。 『それいけ!アンパンマン』等で共演している先輩戸田恵子からは、「謙虚そうに見えるけど、謙虚じゃなくて卑屈なのよ」と言われてしまった。山寺はその戸田の「弟分」だと思っていたが、戸田には「弟分?違うわよ、子分よ」と言われた。 新人時代の山寺の演技を見た野沢雅子は「この子は絶対伸びる」と確信したという。 大塚明夫は自身のラジオで「山寺は本当に細かい気配りができる良い奴だよ」と評している。 かないみかとの逸話 [編集] 小堺一機司会の番組『ごきげんよう』に出演した際、「理想の女性は?」という質問に「妻です。…出会った頃の」と回答をしたことがある。 結婚する前、かないと一緒にマンションなどを見て回っていたときに、彼女にプロポーズしたという。『おはスタ』の本番中に、「妻に(バレンタインの)義理チョコを貰いました」と発言してのろけたこともある。 2007年11月17日、TBSラジオ『コサキンDEワァオ』にゲスト出演した際、新婚間もない頃、妻のカレーライスを食べて「もっと具が多いカレーが好きなんだけどなぁ…」と言って以来、一度も家でカレーを作ってくれなくなった事がリスナー情報により発覚した。 小堺との舞台『不定期ライブマン★コミック君!』にて2006年に離婚していたことを公表。2007年11月24日の公演では、かないが観客として来ている前で離婚ネタを披露している。 『おはスタ』での逸話 [編集] 番組の司会役が決定したことを受けて、鼻の横にあった疣(いぼ)を切除している。 この仕事でさらに知名度を上げた山寺は、『はれときどきぶた』、『デ・ジ・キャラットにょ』、『学級王ヤマザキ』、『スティッチ!』等、アニメに本人役として出演したこともある。当時共に司会を務めていたレイモンドと共に、『おはスタ』の司会者として出演したケースもある。当時番組共演者であったよゐこによると、番組挨拶である「おーはー」が香取慎吾によって「おっはー」として新語・流行語大賞を受賞したことについて愚痴をこぼしていた、とのことである。2007年の小堺との舞台公演では、「流行語大賞を取ったのに挨拶にも来なかった」とこぼしていた(同公演はフジテレビ主催である)。 共演者だった「おはスタ番長」役の松風雅也に、bayfmでの番組DJのオーディションを持ちかけた所、松風は見事合格。松風は火曜、山寺は水曜と曜日は違えど、両者共に『BAY LINE 7300』でパーソナリティーを務めることとなった。 1997年開始当初は2回程休んだ事があり、その際はミニ四ファイターのコスプレをした森久保祥太郎が代理で司会を務めた。また、2006年に大阪で舞台があったため半月ほど休んでいた時期がありそのときの代理司会は最初3日を三谷幸喜、中5日を山里亮太、ラスト5日をアンガールズが担当した。後に山里は相方のしずちゃんと金曜、アンガールズは火曜のレギュラーとして登場。また三谷も2008年公開の映画ザ・マジックアワーの宣伝でゲスト出演している。 1998年には本来登場しない、6時45分〜7時3分帯の『おはスタ』1部にもレイモンドと一緒に登場したことがある。また、ピョコタン作画によるひきだしあけおが1部に登場していた時期にも、衛星中継風の画像で出演していた。これは、2000年にガレッジセールが出演するまで続いた。 その広い声のレパートリーを利用して、「ぶら?り駄菓子屋さん」のナレーションなど、何度かキャラクター声を披露したことがある。 山寺本人をキャラクター化した「ウナムー」(「宏一」の「宏」の字を「ウナム」とカタカナ三文字に分解した命名)が登場する(勿論、声は山寺本人である)。 この番組への出演時は、必ずadidasのスニーカーを着用して司会を務める。 森久保祥太郎が『メジャー』の茂野吾郎役で映画の宣伝をした際に、つい「祥太郎」と声優の名前を口にしてしまった。 タレント声優との遺恨 [編集] 『トイ・ストーリー』の日本語版でウッディ役が決まり、吹き替え作業がすべて終了していたが、「無名な声優より有名人を使った方が話題になる」との上の判断により公開直前に唐沢寿明に配役が変わった。このことで山寺は「だったら知名度を上げてやろう」と奮起し、活動の幅を広げていったという。この件についてディズニー側からの謝罪を受け容れたが不満は残っており、自身がDJを務めるラジオ番組では番組中しばらくブツブツと小声で不満を漏らしており、小堺との舞台でも「おっはー」が「盗られた」ことと共に不満としてぶちまけていた。唐沢とはその後『みんなのいえ』(と、『THE 有頂天ホテル』及び『20世紀少年』第2章でも間接的ながら)で共演している。なおバズ・ライトイヤー役はもともと玄田哲章で、同じ理由で所ジョージに変更された。 人気が出てから、ディズニーに対するアンチテーゼ的作品でもある『シュレックシリーズ』に、浜田雅功や藤原紀香と共に吹替え版の目玉として出演した。 HollyWood Express公式ブログ2007年8月26日「山寺宏一より今週の一言」で、安易にタレントや有名人を起用することが多い劇場版アニメや洋画の吹き替えなどのキャスティングに対し苦言を呈した。これは『ザ・シンプソンズ MOVIE』における声優変更について述べたものではないかという見方がある[4]。


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